答えは、

Cの、レジスタなど2重化にし、擬似的にマルチプロセッサ構成を実現さること


簡単な説明

Hyper-Threading(ハイパー・スレッディング)は、ある命令を処理しているあいだに生まれる待ち時間に別の命令を割り込ませることで、CPUの処理速度を向上させる技術で、2001年にIntel社が発表しました。
パソコンが命令を受け取って計算する回路をCPU(またはプロセッサ)と言い、CPUは受け取った命令を、スレッドという小さくて単純な細切れに分解して計算していきます。
CPUはこの計算をとても高速に行っていますが、どうしても途中で少しの待ち時間ができてしまいます。
その待ち時間に別の命令を少し割り込ませて、わずかなタイムロスでも有効に使おうというのがハイパー・スレッディングです。
ハイパー・スレッディング機能があるCPUでは、パソコンからはCPUが2倍あるように認識されます。
例えば、Pentium4でタスクマネージャ起動して、パフォーマンスの確認をすると2つのCPU使用率が確認できます。
実際の性能が2倍になるわけではないんです が、2〜3割ほど処理効率が良くなるので、複数のソフトウェアを同時に使ったり、複数のスレッド処理に対応しているソフトウェアを使うときには、スムーズな処理が出来るようになります。

パソコン用のCPUに初めてハイパー・スレッディングが使われたのは、「Intel Pentium 4」というCPUで、かつては高性能CPUの代名詞だったPentium 4ですが、ひたすら処理回数を増やして高速化するという力技を使うCPUでした。
Pentium 4は最初からハイパー・スレッディングではなく、前提に設計されていたため、後にハイパー・スレッディング搭載版のCPUも登場しています。

このPentium 4までが、命令を計算する中核となる部分(コア)が1つだけの、シングルコアと呼ばれるCPUが全盛だった時代です。

Intel製CPUはコアを2つ持つデュアルコアや4つ持つクアッドコアなどのマルチコア・プロセッサが主流の時代に替わり、ハイパー・スレッディ ングも一度消滅しますが、2008年に登場した「Intel Core i7」で再びハイパー・スレッディングが復活しました。

その後は下位グレードとなる「Intel Core i5」や「Intel Core i3」にもハイパー・スレッディング機能が搭載されて登場しています。(Core i5は一部のグレードで未対応)

特に低価格なパソコンに採用される「Core i3」にハイパー・スレッディングが搭載されたのは、ベーシッククラスの底上げという点で大きなメリットだと思います。

パソコンは沢山のプログラムが動いているので、低価格なパソコンでも一度に処理できる計算の量が増えたほうが、ストレスの少ないスムーズな使い勝手が得られるでしょう。