答えはC

CのIPデータグラム


簡単な説明

IPデータグラム(インターネット・データグラムともいう)は、インターネットのプロトコル・スイートの基本的な転送パケットであり、IPのための情報を有するヘッダと、上位層だけが関与するデータ部から構成されている。このIPデータグラムは下位層ではさらにカプセル化されて転送される。
たとえばイーサネットの場合は最大
1500バイト長のデータ部分にカプセル化される。だからといってIPデータグラムの長さを1500に規定しているわけでなく、IP側で分割(Fragmentation)と再組立(Re-assembly)の機能が用意されている。
IP仕様書は最大長を規定しない代わりに「総てのサブネットワークは少なくとも576バイト長のデータグラムが処理できること」としている。
分割された各フラグメント(断片)には各々もとのデータグラムからコピーされたヘッダが付されており、通常のIPデータグラムとして宛先に送られる。つまり下位層はこれを意識する必要がない。
ただしフラグメントがひとつでも欠落した場合は、データグラム全体が欠落したとみなされる。
これは
IPが再送手順を持っていない為である。
相手のホストは残りのフラグメントを単純に廃棄する。